2007年03月03日
落ちたぁ~(>_<)
今日は 落ちちゃった。
または 落としちゃった・・・
受験生を抱えている親の身となると、縁起でもない不吉な言葉なんやけど・・・
朝6時半に美容院に予約をしている娘の為に、6時前に朝食を摂らせるように用意をする。
着物・袴(はかま)の着付けと、髪の毛を結ってもらうためだ。
今日は娘の卒業式。
制服がない高校なので、卒業式はそれぞれ派手にきめて来る子が多い。
私はPTAの委員のために、他の保護者より、30分早い集合を命じられた。
まずは応接間で接待を受け、校長の挨拶を受け、ぞろぞろと、会場である講堂に向かう。
右端ではあるが、前方の 子どもたちの顔がよく見える『来賓席』に座らせていただく。
パイプ椅子の一つずつに委員の名前が書いてあるので、良い席争奪戦から免除されるのは、3年間のPTA実行委員の仕事にたいしての役得という感じであった
厳かな式典のはじまり。
3年生の1組から順に入場してくる。
わが娘の6組になると、先頭の担任の先生の姿を見たとたんに 涙が溢れそうになった。
涙もろいわ・・・最近。 歳か? ほっといて!!
式次第が次々と進行しているなか、ふと、自分の後ろ髪に手をやった・・・・・①
私は、今日は黒の透かし模様のあるベルベットのスーツ。
衿まわりにシフォンのフリルがついていて、ちょっと華やか
おめでたい席ですからね。
それに負けないような 大振りのバロック真珠のイヤリングとネックレス(勿論イミテーション!)
おめでたい席ですから…
髪の毛は 長いので、上の方で無造作にゴムで団子状にし、そこへ くるくるカールの付け毛をする。
すると、質素なお掃除おばちゃんのようなヘアースタイルがいっぺんに華やかなお出かけヘアーになるのだ
魔法のような 付け毛!
やはりおめでたい席ですから・・・・ねっ!
ここで話は ① にもどる。
ふと、自分の後ろ髪に手をやったのだ。
すると、 ・・・ない。
魔法の付け毛 が ・・・ない。
なんでや・・・
・・・・ということは、わたしは今 お掃除おばちゃんの髪型なんや・・・
涙が止まり、かわりに 悪い汗が出てきた。
そんなアホな・・・ どこで?
落としたのか?
学校内で? 応接間? まさかこの会場で?
または学校までの長い坂道で・・・?
または 電車の中か・・・?
私の頭から、ひらり~ん と 落ちるところを見た人があったとしたら、その人の1日は悪夢の1日となるだろう・・・
だって、見てはいけない瞬間だわ・・・それって
あり得へん。
私の後ろの席の知人は わたしの髪型が気になってしようがなかったという。
私とはこどもが小学校の時からPTAの委員を一緒にしてきたひとだから、この髪形はあり得ないと思ったけれど、厳粛な式の中、そのことについて問うには忍びなかったと・・・。
だって・・・精一杯のおめかしをして、頭は おそうじおばちゃん。
しかも 座っている場所は 来賓席。
つまり 一等席よ!
落胆のままの帰り道。
道ばたに 魔法の付け毛 を発見したら、拾っていいのだろうか・・・
自分のかどうかもわからないし、しかももう十分汚れているだろうし・・・
でも、落ちていたとして、私以外のだれが落とす? そんなもの・・・
多分自分のものだろう・・・
それを横目でみて 見捨てるのもなぁ・・・
なぁ~んて考えながら歩いていたら、ついに家についちゃった。
は~~ 疲れた~
・・・とリビングに座り込もうとした瞬間。
なにげなく足元においてあった紙袋の中に見つけた。
・・・というか 落ちていた。
魔法の付け毛
または 落としちゃった・・・
受験生を抱えている親の身となると、縁起でもない不吉な言葉なんやけど・・・
朝6時半に美容院に予約をしている娘の為に、6時前に朝食を摂らせるように用意をする。
着物・袴(はかま)の着付けと、髪の毛を結ってもらうためだ。
今日は娘の卒業式。
制服がない高校なので、卒業式はそれぞれ派手にきめて来る子が多い。
私はPTAの委員のために、他の保護者より、30分早い集合を命じられた。
まずは応接間で接待を受け、校長の挨拶を受け、ぞろぞろと、会場である講堂に向かう。
右端ではあるが、前方の 子どもたちの顔がよく見える『来賓席』に座らせていただく。
パイプ椅子の一つずつに委員の名前が書いてあるので、良い席争奪戦から免除されるのは、3年間のPTA実行委員の仕事にたいしての役得という感じであった
厳かな式典のはじまり。
3年生の1組から順に入場してくる。
わが娘の6組になると、先頭の担任の先生の姿を見たとたんに 涙が溢れそうになった。
涙もろいわ・・・最近。 歳か? ほっといて!!
式次第が次々と進行しているなか、ふと、自分の後ろ髪に手をやった・・・・・①
私は、今日は黒の透かし模様のあるベルベットのスーツ。
衿まわりにシフォンのフリルがついていて、ちょっと華やか
おめでたい席ですからね。
それに負けないような 大振りのバロック真珠のイヤリングとネックレス(勿論イミテーション!)
おめでたい席ですから…
髪の毛は 長いので、上の方で無造作にゴムで団子状にし、そこへ くるくるカールの付け毛をする。
すると、質素なお掃除おばちゃんのようなヘアースタイルがいっぺんに華やかなお出かけヘアーになるのだ
魔法のような 付け毛!
やはりおめでたい席ですから・・・・ねっ!
ここで話は ① にもどる。
ふと、自分の後ろ髪に手をやったのだ。
すると、 ・・・ない。
魔法の付け毛 が ・・・ない。
なんでや・・・
・・・・ということは、わたしは今 お掃除おばちゃんの髪型なんや・・・
涙が止まり、かわりに 悪い汗が出てきた。
そんなアホな・・・ どこで?
落としたのか?
学校内で? 応接間? まさかこの会場で?
または学校までの長い坂道で・・・?
または 電車の中か・・・?
私の頭から、ひらり~ん と 落ちるところを見た人があったとしたら、その人の1日は悪夢の1日となるだろう・・・
だって、見てはいけない瞬間だわ・・・それって
あり得へん。
私の後ろの席の知人は わたしの髪型が気になってしようがなかったという。
私とはこどもが小学校の時からPTAの委員を一緒にしてきたひとだから、この髪形はあり得ないと思ったけれど、厳粛な式の中、そのことについて問うには忍びなかったと・・・。
だって・・・精一杯のおめかしをして、頭は おそうじおばちゃん。
しかも 座っている場所は 来賓席。
つまり 一等席よ!
落胆のままの帰り道。
道ばたに 魔法の付け毛 を発見したら、拾っていいのだろうか・・・
自分のかどうかもわからないし、しかももう十分汚れているだろうし・・・
でも、落ちていたとして、私以外のだれが落とす? そんなもの・・・
多分自分のものだろう・・・
それを横目でみて 見捨てるのもなぁ・・・
なぁ~んて考えながら歩いていたら、ついに家についちゃった。
は~~ 疲れた~
・・・とリビングに座り込もうとした瞬間。
なにげなく足元においてあった紙袋の中に見つけた。
・・・というか 落ちていた。
魔法の付け毛