パンドラの箱 中を覗けば失敗談、ずっこけ談、漫談、余談… ぐうたらの箱とも言う

神戸ｵｰﾌﾟﾝ観戦記　序章
観戦記　その１
観戦記　その２
観戦記　上地結衣ちゃん編
観戦記　エトセトラ

ときて、いよいよ　最後　・・・・・多分

この　「多分」が曲者でしたね。

やっぱり（？）記事が増えました。



じつは、諦めていた３０日にもう一度見に行くことになったのです。
コーチの車に同乗させてもらう手はずが整い、190ｃｍS君と一緒にGO!

会場では、ファイブKさんと、そして　今回主役の
ホタルちゃん、ハルちゃんと再会しました。

当日のゲームはすべて決勝戦なので、どれも見応えがあります。
詳しいことは　ファイブKさんがすでに記事←クリック　にアップされていますので、
そちらにお任せします。


ダントツに凄いなぁ～と思ったのは　男子ダブルスのmain draw の決勝戦

テニスの技術的な上手さはもちろん、ボールに対しての最後まで諦めない執念や迫力、力強さ、
車を走らせるスピードも違うのです。

車椅子テニスはあまり前に行かない・・・と勝手に思いこんでいた私の考えを見事に払拭するものでした。

ふと、1人の選手の指に釘付けになりました。
すべての指に白いテーピングをしているのです。

それをカメラに納めようとしたのですけど、失敗！

車椅子を漕ぐ手にも力がはいるだろうから、きっとマメができたり、皮が分厚くなったりするんだろうなぁ・・・と、これまた勝手な想像。

となりで観戦していた、ホタルちゃんに　テーピングの事をききました。

「あれは　滑り止めになるのかなぁ・・・」

すると、意外な答えが・・・

「あの人は　リム　をはずしているから・・・」

リム　・・・わかりますか？


車椅子には　当然タイヤがありますね、その外側に　一回り小さい　「ハンドリム」というのがついていて、普通はそれを手で回すのです。
ファイブKさんの写真←クリック　で　上地結衣ちゃんが　左手に持っているのが　「ハンドリム」というものです。

それを外す・・・。
なるほど・・・ラケットを持っているほうの　リムが無い。

ボルトでとめているだけだから、簡単にはずせるらしい。
直にタイヤを漕ぐ方が早く漕げるのかな？
ホタルちゃんの話によると、タイヤを直接持つと、砂がついているので手が痛いはずだ、と。
その痛さよりも優先する「何か」があるんでしょうね。
その白テーピングの彼は元々車椅子マラソンの選手だったらしい。
速さにこだわっているんでしょうか・・・

その話を聞いて　女子ダブルスの決勝を見に行きました。
４人のうち　二人が　ハンドリムをはずしている。

今まで、何回も車椅子テニスを見たことがあったのに、気がつかなかった。

こんな事を聞きながら観戦するのも楽しいですよ。


・・・・・というか、


楽しかったゾ～