パンドラの箱 中を覗けば失敗談、ずっこけ談、漫談、余談… ぐうたらの箱とも言う

昨夜９時前のこと。
金剛山に耐寒登山に行った高１の息子が帰って来ないので、メールをした。
打ち上げに行くから遅くなる・・・というのは聞いていた。

何の打ち上げか、というと　その前日に　１年生８クラスで　合唱コンクールがあった。
曲はゆずの「さよならバス」
伴奏は男子の方が得点になりやすい、という情報を得て、息子が受け持つことになった。
実際８クラス中４クラスの伴奏が男子だったそうな・・・
優勝、準優勝の２クラスしか　３月にある音楽祭に出演できない。
息子の８組は下馬評では全く奮わず、音楽祭の出演は諦めていた。

そこでうちの諦めの悪い息子。　
個人出演を狙ってショパンの幻想即興曲を練習していた。
なんとしても、音楽祭には出演したいらしい。
その辺りを察してか、音楽の先生が、音楽を選択している生徒たち全員で合唱する曲の伴奏の打診をしてきたそうな。
「どう？　やってみる?　　やりたいんやろ？」と。
この全員の合唱は出来不出来にかかわらず、音楽祭の出演は決まっている。
即答でOKを出した息子は、この「さよならバス」と「幻想即興曲」と「to U」という曲の３つを練習する羽目になった。


・・・ところが、現実は・・・・
クラブで遅くに帰ってくる。　
夕食を終える頃には　先に食事をすませた受験生の娘が勉強をはじめる。
そこで、ピアノの練習をすると、娘がイライラしだす・・・という構図がうまれてきて、いささか、ギスギスした関係になってきた。

娘はわたしに「数学の問題解いてるときにあの音は騒音でしかないわっ！」と怒る。

息子はわたしに「練習せえへんかったら、みんなに迷惑かけるねん。わかるやろ～」と訴える。

どちらの気持ちもよぉわかるよ。
そこで、娘には短時間なら、と妥協してもらう。
息子にはまだまだ練習不足な「幻想即興曲」を諦める、ということで折り合いがついた。

で、おとついの合唱コンクール　
なんと、大方の予想を裏切って、
僅差で・・・ということだったが、８組が優勝した　

女子の何人かが泣き出し、男子は胴上げがはじまり・・・という騒ぎだったらしい。

・・・で、打ち上げ！！　　次の日にね！

・・・って、耐寒登山の日やで！　わかってるのか？　　
普通、そんな日に打ち上げなんか　せえへんで～　しかも大阪の平地では雨やん！


ノリのいい若者十数名が集まったところ（全員男子・・・そりゃそうだろう）は
ミスタードーナッツ　　　　あら、かわいい！

ここで、話は最初に戻る。
９時少し前にメールをしたら、即返事が
「あと、３分で帰る」

まぁ、なんとタイミングのいい・・・。

おかずを温めだすとすぐに玄関のドアが開いた。
ほんまに３分や・・・

「ちょっと遅いんでないの？」と言おうとしたその目の前に
ホイッ　と差し出されたのは　ミスドの紙袋。


オールドファッション抹茶チョコ




見た目よりしっとりしていて、なかなかイケるじゃないの・・・



なんと、あざやかなみどり色！
抹茶の香りは食べ終わってから、かすかに　ほんのりと・・・

おいひぃな～～　と　喜んでいた私は　まんまと胃袋を掴まれてしまって、
「遅いんでないかい！」　
とお小言のタイミングを失ってしまったワイ・・・