2007年07月09日
矜持の王者
王者の矜持・・・というサブタイトルだ
昨夜の「情熱大陸」 見ました？
主人公は 車いすテニスプレーヤーの 国枝慎吾さん
私にとっては想像を超える感動の番組でした。
想像力が貧相・・・と言われればそれまでですけど・・・
1試合に７Km～１０Kmも走るんですね
先日 ハイファイブカップでニューミックスを組んでいただいたMさんのグリップテープは、1日で穴があいてしまうそうです。
ラケットを握った手でタイヤを動かすので、グリップが擦れて破れるからだそうです。
その程度の過酷さは 知っていたんですけど・・・。
昨日の番組で、深く心に残った言葉がいくつかあります。
まず、お母様の言葉。
国枝慎吾選手は小４の時に病気で足が動かなくなったんですけれど、障害者となって、お母様が一番ショックだったことは
「子どもの足音が聞こえなくなったこと」
これは、同じ母親として我が身におきかえると、かなりショックな言葉でした。
この言葉の裏にどれだけの親の思いが隠れているんだろう、と想像するに、チト辛い。
でも、さらっとこれを口にされたお母様の現在こそ、「矜持」という言葉にふさわしい存在なんだなぁ～と思いましたよ。
次に 国枝選手
同行しているスタッフに投げかけた言葉で
「変わりました？ 車いすの印象みたいなもの・・・。」
そうですよね。
これが今回一番彼が伝えたかったことなんじゃないかな？って思います。
これは、現在日本では車いすテニスの認知度が低い・・・というか、なかなか知る機会がないということですよね。
ちょこっと車いすテニスを体験した人ならわかると思いますけど、あの国枝選手の動きは 神業です。
あのチェアワーク。
「天才とはいえないけど、最強」って本人は言ってましたね！
わたし、あそこまで凄い！って知らなかった。
それなのに・・・
彼が学生の頃は（現在２３歳） 海外遠征にかかる費用２００万円は親に出してもらった・・・と。
全仏の優勝賞金が７０万円・・・憤慨するほかないんでしょうか・・・
ケチっ！ おっと失礼
これも認知度の低さが原因なんでしょうねぇ・・・
この放送がきかっけで、スポンサーついてくれないかなぁ・・・
国枝選手はそう意味でも、貢献してますよね！
車いすテニスの認識、印象・・・変わりましたよ！
超アップです！
それと、もう一つ
「年に何回か自分の足で歩いている夢を見る」
これも、胸がキュン、となってしまう言葉でした。
あんなに明るくって楽しい彼なのに、そういう夢をみた朝はどんな気持ちなんだろう・・・
番組では
目覚めると消えてしまう夢より、今はもっと見続けたい夢がある、とまとめてましたね。
うまい！
日本より、欧米で人気がある国枝選手。
なんでなんで・・・そんな勿体ない！
「情熱大陸」 はその点エライ。 ちゃんと騒いでくれている。
立派！
日本でも きゃ～きゃ～
言うよ！わたし・・・いらんか？ こんなおばちゃん・・・
