パンドラの箱 中を覗けば失敗談、ずっこけ談、漫談、余談… ぐうたらの箱とも言う

またもや、息子がらみの話である。

先日夜９時過ぎに息子の中学校の後輩が、そのまた後輩をつれてやってきた。・・・・１

話は更に一週間ほど前にさかのぼる。

中学校のクラブ（軟式テニス部）の１年後輩に（現高１）Ｂやん　という男の子がいる。
その子が中学校でやる「スプリングコンサート」のバンドでアンプを使うので貸して欲しいということで、やってきた。

もともとこのアンプは頂き物で、なんとか自転車で運べるサイズなので重宝している。
なので、Ｂやんには今までにも貸したことがある。

・・・・・で、今回の借主は　このＢやんの更に後輩（現中３？）のＡ君である。
Ａ君が先輩であるＢやんに、　「アンプが必要なんだけど・・・」　と相談を持ちかけた。

するとＢやんは　うちの板東英二君が持ってるで、と返事をした。
・・・で、Ａ君は「じゃ、借りてきて～」と交渉成立　



うちの息子は、ここでひっかかった　

で、その「プリングコンサート」を見に行った時にＡ君に注意をした。

ＡもＢも息子にすれば学年は違うがどちらもクラブの後輩である。

Ａ君に

「アンプを貸すことは全く問題ない。でも君が借りたいのなら、先輩のＢやんに『借りてきて～』はないやろ？
『借りたいから、先輩一緒に来てください』　が筋じゃないか？」

と言ったらしい。

家に帰ってきて、その事を聞いたわたしは、

「まぁ、普通はそうやろうなぁ・・・
そうやって、教えてもらって、だんだんわかっていくんちゃう？　次返しに来るときに　そのＡ君がくればいいんちゃう？」
と、かなりいい加減に答えていたように思う。

悪い親・・・


で、返しにきた。
ここで、１　に戻る。

ＢやんとＡ君。

ピンポ～ンとドアフォンがなって玄関で暫く立ち話。
戻ってきた息子の手にはなにやら紙包みが・・・

「も～～、ほんまに　嫌になるわ・・・こんな事言ってるのと　ちがうねん！」
と、少々おかんむり。

Ａ君は、迷惑をかけました・・・ということで、菓子折　を持ってきた。
中学生にもなると、子ども同士で色々なものの貸し借りをしている。
お互い様、ということでお礼の品なんかなし、
「ありがとう！」で済む世界である。



これは、あちらの親まで巻き込んでいる証拠　


そんな事を言ってるのではない、ということは私にはわかる。　
自分の息子やからね。

彼は、自分が借りるのなら、動くのはまず自分やろ、と。
頼むにしても、先輩を使うか？
使われた先輩も先輩やけど・・・

家がめちゃくちゃ遠いのならまだしも、同じ校区じゃない

なんで、自分で来ないのか・・・

それを言いたかったのである。


夜も遅いので、そこで長話も・・・と思ってあまり自分の思いも言えなかったけど・・・という彼の手に　あの紙袋。

突っ返せなかった・・・と。


ちょっと　後味悪い、というか　気まずいなぁ・・・

母も子も・・・・


言葉ってむつかしい・・・